退去時精算の問題 1



今賃貸住宅にお住まいの方なら、だれもが抱えている不安
「退去精算、敷金問題」について
私の経験に基づいてお話します。おそらくシリーズ化します。笑

退去時すべき事や、気をつける事は
入退去時の豆知識 5.入居中の注意事項・退去時にチェックされるポイントとは?ー敷金の返還ー
でも触れておりますが、悩ましい問題です。

当社は、国土交通省の原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に沿って、原状回復の負担割合を決定しております。
教科書通りには、計算できませんが、壁・天井クロス、床など、残存価格を計算して、後は割合を決めます。

分かりやすいものが、壁に穴を開けていたり、喫煙の場合です。(借主の故意過失による損害)
当社管理物件は、原則「禁煙」です。したがって、退去時に喫煙されている場合であれば、経過年数を考慮しながらも
負担が「ゼロ」という事はあり得ないのです。またその辺については、具体例を交えながら記事にしますが
退去時にしか、費用負担が分からないというのは、やはり不安ですよね。その不安を抱えたまま、退去の時を迎える訳です。
ご自分の考えている金額と、請求額の差で、トラブルとなることが多いのです。
入居者様も、払わないとは考えていないのです。また、オーナー様も、お金をむしり取る気はないのです。
当社は、その心情をちゃんと理解し、問題解決に努めております。

いつも、私はこう考えています。
オーナー様は、「貸してやっている」ではなく「借りて頂いている、住んで頂いている」
入居者様は、「借りてやっている」ではなく「貸して頂いている、住まわせて頂いている」
日頃から、お互い、そんな想いを持ち続けていれば、入居中から円滑な関係が築けると信じてます。
退去時も、その想いがあるのであれば、退去時精算問題も生じませんし、お互い気持ちいい気分でいられる訳です。

これが当社の考え方です。
つづく….。

作成者/前田